毎日、無駄な残業をして過ごしていませんか?
日本で働いている以上、残業はどうしてもついてまわります。
「残業はお金を稼ぐ手段だ」と残業を正統化する人もいますが、基本的に残業は無駄でしかありません。
この記事では、残業が人生の無駄である3つの理由について解説していきます。
記事の後半で、無駄な残業を減らす具体的な方法についても紹介します。この記事を読んで、自由な時間を増やしていきましょう。
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残業は無駄である3つの理由
基本的に、残業は無駄です。まずはその3つの理由からお話ししていきます。
残業が無駄である3つの理由とは、次のとおりです。
- 残業は能率が落ちる
- 残業はコスパが悪い
- 仕事以外のことがなにもできない
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
残業は能率が落ちる
残業している時間は、仕事の能率が落ちます。
8時間も仕事をして脳が疲れ切った状態で、そこから1時間も2時間も作業するので、当然といえば当然です。
とくに今の時代は、IT技術の発展により短い時間で大量の情報処理が求められており、疲労度も強くなっています。
具体的に、どのように能率が落ちるのかというと
- 単純に、動きが悪くなる
→ 作業スピードが低下
- いいアイデアが浮かばない
→ 時間の浪費
- 集中力低下で、ミスが増える
→ 手戻りなど無駄な作業の増加
このような感じです。
また、残業をすると質の良い睡眠をとるのが難しくなります。そうなると、睡眠不足でさらに能率が低下する悪循環です。
残業は、能率を考えると無駄だらけです。
残業はコスパが悪い
残業は時間外手当がつくのでオイシイと思われがちですが、実はコスパが悪いです。
サラリーマンは、1日8時間、月におよそ160時間という時間を会社に売っています。
たとえば、年収400万円の人が残業をすると、だいたい時給2000円〜2500円くらい。毎月40時間残業をしたら、だいたい年収100万円アップです。
年収100万って聞くと、デカイと思う人も多いかもです。でも、冷静に考えたら毎月40時間の残業って、けっこうキツいです。
月に40時間残業していると、生活や自由な時間はかなり犠牲になります。
その犠牲にした代償が「100万円」なら、私は少ないと思います。
時間はあなただけの貴重な財産です。会社で働く時間に浪費していると、会社が無くなった瞬間にあなた自身の価値は限りなくゼロになります。
残業で浪費するのではなく、勉強や副業などの自己投資に充てる方が、あなた自身の価値も上がり、年収も増えます。
以上から、残業はコスパが悪いと考えられます。
仕事以外のことがなにもできない
残業をしていると、仕事以外のことをする時間がなくなり、人生の無駄です。
自由な時間があれば、できることが増えます。
- 新しい趣味を始める
- 勉強など自己投資
- 副業などの新しい挑戦
逆に、残業をすると自由な時間がなくなり、仕事以外のことをするのが難しくなります。
家に帰ってもやることがないから残業してお金を稼ぐ方がマシだ
こんなことを言う人もいますが、これだとあなたの人生=会社の仕事となってしまいます。それって虚しいですよね…。
繰り返しですが、会社で働く時間にあなたの貴重な時間を浪費していると、会社が無くなった瞬間にあなた自身の価値は限りなくゼロになります。
会社にあなたの人生を捧げるのは、無駄以外のなにものでもありません。
以上が、残業が無駄である3つの理由でした。
残業は「本当に無駄な残業」「仕方ない残業」「理不尽な残業」がある
残業は無駄であることに変わりありませんが、ゼロにするのは難しいのが現実です。
残業には「本当に無駄な残業」「仕方ない残業」「理不尽な残業」があります。
残業を減らしていくためには、これらの残業の種類を知るのも大切です。それぞれ、詳しく見ていきましょう。
本当に無駄な残業とは
本当に無駄な残業とは、下記の3つです。
- ダラダラ残って生活費を稼ぐ「生活残業」
- まわりの雰囲気にあわせる「付き合い残業」
- 能力不足で効率よく仕事ができず残業
順番に掘り下げていきます。
ダラダラ残って生活費を稼ぐ「生活残業」
無駄な残業の代表格が、ダラダラ残業です。
ダラダラ残業する人の価値観は「残業をたくさんしてお金を稼ぐ」というもの。
定時になっても帰ろうとせず、残業をして残業代稼ぎをするいわゆる「生活残業」です。
生活残業をする人は、2種類の人間がいます。
- 残業する必要はないけど仕事はあるので残業する人
- 雑談や、やらなくていい仕事で時間を稼いで無駄にダラダラ残る人
どちらも、本来は必要のない残業をしているので、従業員にとっても会社にとっても迷惑な行為となります。
詳しくは、下記の記事で内容を掘り下げています。
まわりの雰囲気にあわせる「付き合い残業」
次いでよくあるのが、残業する必要がないけど、まわりが忙しそうにしていて退社しづらいというもの。
退社できるタイミングで退社しないのは、ただの時間の浪費です。
たとえ次の日にまわすはずだった仕事を前倒しでやっていたとしても、それは効率ではありません。
帰りづらい…という理由で残業するのは、無駄以外のなにものでもありません。
残業の必要が無いのなら、まわりの空気は関係なく堂々と退社してOKです。
退社する勇気が出ない…と思ったら、下記の記事もあわせてご覧ください。
能力不足で効率よく仕事ができず残業
3つめは、単純に能力不足で定時時間内に終わらせるべき仕事が完了できないパターン。
「能力がないから仕事ができません」は許されるはずがありません。それが許されるなら、誰もが仕事をサボります。
必要最低限の仕事っていうのはあるので、それが遂行できないのは仕事が合っていない可能性があります。
長所を活かせない仕事で頑張っても無駄が多いので、いまいちど仕事を見つめ直す必要があるかもしれません。
詳しくは、下記の記事が参考になると思います。
仕方ない残業とは
仕方ない残業とは、おもに下記の3つです。
- ミスやクレームなどのトラブル対応
- 新人や後輩のフォロー
- 人員不足による残業
順番に掘り下げていきます。
ミス発覚、クレームなどのトラブル対応
ミスやクレームなどのいわゆる突発業務が発生したら、対応のために残業せざるを得ないことも出てきます。
即日対応が求められる状況で残業しないというわけにもいきません。この場合の残業は、仕方ない残業といえます。
新人や後輩のフォロー
新人や後輩などの仕事に慣れていない人がいると、どうしても予定通りにはいかないもの。
期限が迫っている仕事をフォローするために残業が発生することもあります。この場合の残業も、仕方ない残業といえます。
人員不足による残業
ここでいう人員不足というのは、単純な人手不足ではありません。
たとえば次のような状況です。
- 急に退職者が増えて仕事がまわらない
- 体調不良で早退や欠勤した人のフォロー
このような突発的な状況に対応するために、やむを得ず残業をしなければいけないこともあります。
理不尽な残業とは
理不尽な残業とは、従業員のスキルや現場の状況に関係なく、不適切な業務量や人員によって発生する残業です。
本人の意思とは関係なく、仕方ないと割り切ることもできないような理不尽な残業。
このような残業が常態化している会社で過ごしても、人生の無駄です。素直に転職して、残業を減らしていきましょう。
おすすめの転職サービス
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キャリアアドバイザー(転職支援のプロ)に転職相談するなら、こちらも業界大手のリクルートエージェントを使いましょう。
どの転職サイトを利用するか迷うなら、下記を参考にどうぞ。
無駄な残業を減らすためにできること
ここまで読んで、残業は基本的に無駄だとわかっていただけたと思います。
毎日残業が常態化しているなら「あなたの人生=仕事」となります。
何度も繰り返しますが、これでは会社が無くなった瞬間にあなた自身の価値は限りなくゼロです。
趣味や健全な生活、家族や友人との時間、どれもかけがえのない大切なものです。残業は、それらの時間を簡単に奪います。
無駄な残業は徹底的に排除して、あなただけの自由な時間を大切にしていきましょう。
前置きが長くなりましたが、無駄な残業を無くすためには、次の2つのポイントが大切になります。
- 定時退社を徹底する
- 叶わないなら転職
それぞれ、詳しく解説していきます。
定時退社を徹底しましょう
普段から定時退社を意識して仕事することで、無駄な残業は減らしていけます。
なぜなら、定時に退社するためには効率的に仕事を進める必要があるから。
意識を変えると、行動が変わります。たとえば上司との打ち合わせひとつでも「どうすればスムーズに話を済ませられるか」を考えるようになります。
何も考えずボーッと過ごしていても、残業は減りません。無駄な残業を減らすには、常に改善意識を持って仕事をするのが大切です。
下記の記事でも詳しく解説しています。改善意識を持って、無駄な残業を減らしていきましょう。
叶わないなら転職しましょう
定時退社が叶わないなら、素直に転職しましょう。
毎日残業しているのなら、会社を変えるという選択も必要です。判断基準は、次の2つのパターンを参考にしてください。
- 定時退社がデフォルトだけど残業が多い
→ 状況次第で様子見もアリ
- 残業するのがデフォルト
→ 異常。すぐに転職
残業が常態化している会社で頑張っても、一生残業で時間を消耗するだけです。
残業で時間を消耗していたら、あなたの人生は仕事だけで終わってしまいます。それって悲しいですよね。
このような状況を改善するためには、転職で環境を変えるしかありません。
異常な会社に居るのなら、転職しましょう。
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