仕事量が多くてしんどい…でも、しんどいのはみんな同じだし、自分に与えられた仕事は責任をもって終わらせないと…。
こんなふうに、仕事を一人で抱え込んでいませんか?
はじめに申しますと、仕事を一人で抱え込むと病みます。
私自身、過去に仕事を抱え込んで病んでしまった経験があります。
幸いにもすぐに対処したので大事には至らなかったですが、病んでいた頃は毎日がつらくて仕方ありませんでした。
なので、同じような境遇の人を増やさないためにも仕事を一人で抱え込むと病みますよっていうことをお伝えしていきます。
具体的に、本記事の内容は下記です。
- 仕事を一人で抱え込むとどうなるか
- 仕事を一人で抱え込まないための心得
- 現在進行系で仕事を抱え込んでいるなら
過去の自分の経験から書いていきます。
仕事を一人で抱え込んでいる人、抱え込みがちな人は、参考にしてください。
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仕事を一人で抱え込むとどうなるか
仕事を一人で抱え込むと、大きなストレスとなります。
そして、ストレスが限界を超えると、心身に影響が出てきます。
私が仕事を一人で抱え込んだ経験談
私の場合、入社して1年もしない頃から責任が大きすぎる仕事を任されて
自分に任された仕事、自分しかできない仕事、なんとしても完遂させないと…!
と、自分を追い込んで、長時間残業も休日出勤も覚悟で仕事にのぞんでいました。
で、結果的に病みました。
具体的にいうと、心療内科でうつ病まではいかなくとも中度のうつ症状だと診断されました。
身体が鉛のように重いし、なにもしてないのに急に涙が出る…。
今思えば、かなり理不尽な状況だったと思います。
お客さんからは毎日怒られ
一緒に仕事を勧めていた後輩(新人)とは意見が合わず
仕事の進め方がわからず頭を抱え
どんどん迫る納期のプレッシャーに追われ
冷静に考えて、病まない方がおかしい状況だったと言えます。
ストレスが限界を超えると身体に現れる症状
ストレスで病むと、毎日がしんどくてつらいです。
私が病んでいた頃、具体的にあらわれた症状は次のとおり。
- 胸が苦しくて呼吸が浅くなる
- 身体が鉛のように重い
- 悲しくもないのに急に涙が出る
- 人の話が頭に入ってこない
- 簡単なことが理解できない
- 何かをする気力がない
- 何をやってもうまくいかない
- 情緒不安定で他人にキツく当たる
こんな感じですね。
同じような症状を感じている人は注意してください。
仕事中も自席にいるのがつらくて、しょっちゅう休憩所に逃げてはグッタリしていました。
はっきり言って、全然仕事にならないです。
思考もネガティブになるので、一度このような状況になってしまうと回復までものすごく時間がかかります。
仕事を一人で抱え込まないための心得
仕事を一人で抱え込むのはリスクがあります。
私の経験から、次のポイントに気をつけておけばリスクを軽減できます。
- 頼れる仕事はとことん人に頼る
- できるだけ適当に手を抜く
- 無理なものは「無理」と伝える
どれも一般的には悪いことのように言われそうなものですが、仕事が原因で病まないようにするためには必要な考え方です。
順場に詳しく解説していきます。
頼れる仕事はとことん人に頼る
仕事を一人で抱え込まないためには、頼れる仕事は人に頼るという考え方が大切です。
もちろん、人に頼るといっても仕事を丸投げするわけではないです。
あなたにとって困難な仕事を、人の手を借りて解決していくイメージです。
自力で解決しないと成長しないし、苦手なことをするのも仕事のうちだ
といった声が聞こえてきそうですが、能力や知識は人によって違うし、誰だって得意なことと苦手なことがあります。
仕事で1番大切なのは問題解決力です。
「できないことができるようになる」のは大切なことですが、時間がかかります。
でも、「自分ができないことを解決する方法を考える」能力を身につければ、どんな問題に当たっても解決する思考が身につきます。
人に頼ることで困難な仕事を乗り越えられるのなら、それ自体が立派なスキルです。
仕事の生産性も上がるので、自力で解決できないことは人に頼ってみましょう。
できるだけ適当に手を抜く
仕事で「手を抜く」という考え方は大切です。
優秀な人ほど、上手に手を抜いて仕事をしています。
仕事において大切なのは、成果を上げること。
100%の成果物を目指すより60%くらいで提出した方が、より多くの仕事が消化できます。
それに、提出して終わる仕事は、完成度が100%でも60%でも提出してしまえば同じです。
大切なのは、手の抜きどころを間違えないこと。当然ですが、手抜きをしてミスに繋がっていたら本末転倒です。
手を抜く仕事の例としては
- 社内資料
- 日報などの書類業務
- メールの文章
などなど。内容さえしっかりしていれば、見栄えや文章力がちょっと乱れていても問題ないものは、どんどん手を抜きましょう。
上手な手の抜き方を覚えると仕事にも余裕ができて、1人で仕事を抱え込むリスクを減らすことができます。
無理なものは無理と伝える
仕事って断りづらいですよね。でも、無理な仕事はちゃんと「無理」と断るのが大切です。
無理なものを「無理」と言えないイエスマンは、損するばかりです。
どう考えても3日かかる仕事を1日で終わらせろって言われて「イエス」と言っていたら、徹夜は必至ですよね。
経験がものをいう仕事で、10年キャリアを積んだ人を相手に新人が交渉なんてできるはずがないですよね。
こんな感じで、どう考えてもあなたのスキル範疇を超えた仕事を抱え込むのは危険です。
会社は組織であり、仕事はチームでしています。
あなたの能力にあわせて適切な仕事を与えるのが上司です。
でも、上司があなたの能力を見誤ったり、上司が能力不足な場合もあります。
なので、あなた自身が「無理なものは無理」と伝えるのが大切です。
現在進行系で仕事を抱え込んでいるなら
繰り返しですが、ストレスが限界を超えると病みます。
なので、もし現在進行系で仕事をたくさん抱えててしんどいな…って感じているのなら、早めの対処をおすすめします。
具体的にできることとして、まずは上司への相談です。
上司は仕事を管理する立場にある人なので、普通なら相談すれば何かしらの対処をしてくれます。
相談する内容は、シンプルに
今の仕事がキツイです…なんとか調整できないでしょうか
くらいの感じでいいかと思います。
マトモな上司なら、これだけでも何かしらの対処を考えてくれるはずです。
もし、あなたの上司が
自分でやると言った仕事ならちゃんと責任を果たせ
と諭したり
キツイのはみんな一緒だからお前だけ特別扱いできない
と濁したり
弱音を吐くな、キツイと思うのは気合いが足りないからだ
と精神論で片付けようとしたり
なにも対処しないなって思ったら、もうその上司から離れた方がいいかもしれません。
特に20代のうちは、幸せに働けるかどうかは上司で決まると言っても過言ではありません。
部下を大切にできない上司のもとで働いても、精神を消耗するだけ。
職場異動か転職で、新しい環境で頑張っていく方が、これからの仕事人生は幸せになれる可能性が高いと思いますよ。
ちなみに、私も過去に仕事を抱えて病んでいた時は、上司に「どう考えても無理です…」と相談しました。
上司からは「最後は俺が謝るから、とりあえずやってくれ」とだけ。
結局のところ、現状はなにも変わらずじまいで、この上司のもとにいても病むだけだ…と判断して、最終的に職場異動して逃げました。
幸いすぐに異動できたし、次の職場の仕事のやり方は私に合っていました。
病んでいた心も回復して幸せに仕事できているので、逃げて正解だったと確信しています。
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下記の記事も参考になります。
まとめ:ストレスを減らしていきましょう
仕事を一人で抱え込むリスクと、抱えこまないようにする方法について解説しました。
日頃から適度にストレスを減らしていく行動を心がけるのが大切です。
そのためには、この記事で紹介した下記の3つのポイント
- 頼れる仕事はとことん人に頼る
- できるだけ適当に手を抜く
- 無理なものは無理と伝える
この3つを意識してみてください。
日本人は真面目な人が多いです。
- 与えられた仕事は完璧に終わらせないと…
- まわりの期待に応えないと…
- 自分がやらなければ…
このような思考は、自分ばかり負荷がかかります。
「つらい仕事は耐えるのが美徳」というのは他人がつくりだした価値観。
大事なのは自分の本心に正直になることです。
いまいちど、あなた自身はどうしたいのか、本心に問いかけてみてください。
それでは、仕事を一人で抱え込んでつらい思いをする人が1人でも減ることを祈りつつ、本記事の内容を終わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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