電車通勤ってつらいですよね。
つらいと思う理由はさまざまです。原因がハッキリしていれば対策もできますが、よくわからないで過ごしていると、ただつらいだけの毎日になってしまいます。
そこで本記事では、電車通勤がつらいと感じる原因と、すぐ実践できる6つの対処法について解説していきます。
筆者も、片道1時間半の電車通勤を毎日しています。経験をもとに、具体的な原因と対策を考えていきますね。
この記事を読めば、つらい電車通勤の悩みを解決する具体的な方法がわかります。悩みを解決して、通勤のストレスを減らしていきましょう。
なぜ電車通勤がつらいと感じるのか
なぜ、電車通勤がつらいと感じるのでしょうか。
よくある原因は次の3つです。
- 満員電車がつらい
- 電車移動時間が長くてつらい
- 仕事のことを考えて体調が悪くなる
1つずつ、詳しく見ていきましょう。
満員電車がつらい
満員電車や混雑した電車内は大きなストレスとなります。
イギリスの研究者によると、満員電車のストレスは戦場の兵士と同じくらいとも言われています。
5分・10分くらいなら我慢できても、30分・1時間と立ちっぱなしで身動きが取れないのはなかなかつらいものです。
それが毎日となると、ストレスが積み重なって「つらい」という気持ちがどんどん膨れ上がっていくのも頷けます。
電車移動時間が長くてつらい
電車の移動時間が長いことも、つらいと感じる原因となります。
総務省統計局の社会生活基本調査によると、日本全国の通勤時間の平均は、往復で1時間19分(片道39.5分)となっています。
出典:総務省統計局「社会生活基本調査からわかる47都道府県ランキング」
これをもとに考えると、片道40分を超えてくると通勤時間が長いといってもよさそうです。
許容できる通勤時間は人によってまちまち。質問サイトやツイッターなどを参考に見ても、片道30分以上は耐えられないって人もいれば、2時間以上でも平気って人もいます。
通勤時間が長いと、会社や仕事への不平・不満を考える時間も長くなり、ストレスの原因となります。
また、通勤時間が長い人は短い人と比べて離婚する可能性が高くなるという結果もあります。
単純に電車で過ごす時間が長いってだけでも、充分につらいと感じる原因になるのです。
仕事のことを考えて体調が悪くなる
会社に向かう電車での移動中は、どうしても仕事を連想させます。
- 納期が迫ってる…今日も頑張らないと…
- いつもミスばかりしててつらい…
- 今日も上司に怒られるのかな…
- 嫌な上司の相手をしないといけない…
こんな感じで、日々つらい思いをしながら仕事をしていると、電車移動中に強いストレスを感じる原因となります。
仕事のストレスが原因で気持ちが沈んでしまったり、あるいはストレスが原因で脳貧血(めまいや吐き気)を起こしたりと、体調にあらわれます。
仕事のストレスが、電車通勤をつらいと感じさせる原因となります。
電車通勤がつらいときの6つの対処法
電車通勤がつらいと思ったとき、どうしたら良いのでしょうか。具体的にできる対処法として、次の6つが挙げられます。
- 車通勤にする
- 通勤時間を充実させる
- 通勤時間をずらす
- テレワーク(在宅勤務)にする
- 都合のいい場所に引っ越す
- 転職する
この中から、いまあなたの置かれている状況にあわせて対処していきましょう。
それでは、順番に詳しく解説していきます。
車通勤にする
電車通勤がつらいなら、車通勤に変えてみましょう。
車通勤なら、完全に1人の空間になれます。満員電車や混雑がニガテな人におすすめです。
ほかにも、車通勤に変えることで電車通勤には無いメリットがあります。詳しくは、下記の記事をご覧ください。
通勤時間を充実させる
通勤時間を充実させることで、つらいと思う気持ちをやわらげる効果がのぞめます。
移動するだけの通勤時間は、どうしても「時間を無駄にしている」感じがして気持ちが萎えてしまいますよね。
また、通勤の移動ではどうしても仕事のことを考えてしまうし、そうでなくてもお金や家庭のことなどネガティブなことを考えてしまいがちです。
なので、電車移動の時間を利用して読書や勉強などをすると、時間を有効利用できる上に、仕事とプライベートを切り替えて余計なことを考えなくて済みます。
電車通勤なら、工夫すれば移動中にできることはたくさんあります。下記の記事も参考になると思うので一緒にご覧ください。
通勤時間をずらす
満員電車や混雑した車内がストレスなら、通勤時間をずらすのも有効な手段です。
どこの会社も朝の出社時間はだいたい同じなので、どうしても混雑する時間帯に偏りがでてきます。
いつもより30分早い時間の電車に乗るだけでも、混雑具合は大きく変わるもの。フレックスタイム制が利用できるなら、早く出社してそのぶん早く帰りましょう。
フレックスが使えず出社時間が決まっているなら、会社の近くで朝の時間を過ごすのもアリです。
- 会社の近くのカフェを利用する
- 公園などのちょっとした休憩スペースを見つけて読書や勉強をする
などの時間を過ごしてみると、思ったより充実するかもしれませんよ。
テレワーク(在宅勤務)にする
テレワーク可能な会社なら、積極的にテレワークを活用しましょう。
これからは、リモートの時代です。通信技術の発達で、場所を選ばない働き方が浸透しつつあります。
慣れないうちは大変ですが、ノウハウが蓄積されればリモートでも充分に仕事は可能です。
また、世の中にリモートワークがもっと増えれば、電車や交通の混雑の混和にもなります。
どうしてもリモートでできない仕事をしている人もたくさんいるので、リモートで仕事ができる人は積極的に活用しましょう。
都合のいい場所に引っ越す
どうしても電車通勤がつらくて耐えられないなら、引っ越しも検討しましょう。
- 通勤時間が長くてしんどい
⇒ 会社の近くに引っ越す
- 満員電車がしんどい
⇒ 混雑しない区間を利用できる駅周辺に引っ越す
こんな感じで、引っ越しをすることで悩みが解決する可能性も充分にあります。
たかが通勤のために…と思うかもしれませんが、つらい気持ちを我慢しながら過ごすのは健康によくないです。
それに、通勤は毎日のことなので、ストレスを減らすことは日々の充実度に大きく影響します。
現状を変える手段として、いちど検討してみましょう。
転職する
通勤がどうしてもつらくて耐えられない…他に対処できる方法がない…こんな場合は、転職も検討しましょう。
通勤の事情も立派な転職理由になります。事実、通勤を理由に転職する人もいます。
- 自宅から近い会社に転職
- フレックス制度やテレワークを推奨している会社に転職
- 混雑する区間を避けた場所にある会社に転職
これらを意識して転職すれば、通勤の悩みが解消される可能性が高まります。
転職というと難しく考えてしまいがちですが、現状の働きかたを改善するための「手段」でしかありません。
大企業のリストラも増え、終身雇用が崩壊したといわれる今の時代、転職は身近なものになっています。
電車通勤がつらい…と1人で悩みを抱えず、転職のプロに相談してみましょう。
下記の記事も参考になります
電車通勤がつらいと感じる原因と対処法|まとめ
電車通勤がつらいと感じる原因と、対処法について解説しました。
毎日の通勤は、よくも悪くも「慣れる」ものです。つらい…という気持ちも、時間が解決してくれる可能性はゼロではありません。
ただ、つらい時間を我慢するのもよくないです。もし、つらい気持ちを我慢して電車通勤をしているのなら、ぜひ本記事で紹介した対処法を参考にしてください。
なお、転職だけは時間がかかります。もし「転職する」って可能性が少しでもあるなら、すぐに行動できるように、あらかじめ転職サイトで求人に目を通しておくのをおすすめします。
コメント